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§ 歯周病

イヌの場合、『歯の病気』といっても、歯磨きをしないことによって歯石が貯まり、歯周炎になっているケースが多いです。歯石はその乾燥重量の9割が細菌と言われており、この細菌が全身に回って脳障害や心臓疾患につながることもあります。
動物では歯磨きをするのが困難なために口腔をきれいに保つことが難しく、放置しているととてつもなくひどい歯周炎になっていることがあります。そうなると歯も失うことにもなります。
定期的な歯石な除去により、口腔内の衛生と歯の維持に努めましょう。

ネコでは、ウイルス感染から口内炎を引き起こしやすくなり、激しい痛みを伴う口内炎を発症しているケースもあります。
この場合、抗炎症剤の投与などが定期的に必要になります。

§ 乳歯の遺残、萌出異常

イヌ、ネコの歯も生後初めに生える乳歯からやがて永久歯が萌出し、乳歯は脱落します。しかし、ときどき乳歯が抜けずに残ってしまうことがあります。乳歯が遺残することで、永久歯が本来出てくるべきところに出れず、場所や角度、向きがおかしな形になってしまうケースもあります。
生後6~8か月の適切な時期に乳歯と永久歯の状況を確認し、必要があれば乳歯の抜歯と永久歯の矯正を行うことで、歯列の乱れをある程度防ぐことができます。

§ 不整咬合による歯の過伸長

ウサギの歯は、イヌやネコと全く異なり、生涯にわたって伸び続けます。ウサギは上下の歯で草や樹皮などの固いものをすりつぶして採食します。そのため歯は磨り減るのですが、伸び続けることで長さを維持しています。上下の歯の噛み合わせが悪いと、歯のすり減り方に偏りができたり、伸びすぎたりします。
この場合は定期的な歯切りが必要になります。

 

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