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予防医療

§ 感染症の予防

混合ワクチンの接種

イヌ、ネコに代表的なウイルス・細菌による感染症にかからないようにするために予防接種を定期的に行います。
子イヌ、子ネコの場合は生後40~60日から打ち始め、4週毎に生後90日を越えたところまで、通常2~3回接種します。
大人のイヌでは予防力の維持のために通常1年ごとに追加接種します。
大人のネコでも予防力の維持のため追加接種が必要ですが、外に出る、出ないなど飼われている環境により相談の上接種しています。

狂犬病ワクチンの接種

現在日本国内ではイヌの狂犬病の発生は35年にわたってみられておりませんが、狂犬病はヒトも含むすべての哺乳動物が感染し、発症した場合はほぼ100%助からず、大変な苦しみの末に命を失う伝染病です。古くから存在が知られておりますが、数ある伝染病のなかでも極めて恐ろしい病気の一つです。
日本国内ではイヌに対して年1回の予防接種が義務付けられており、同時に市区町村への登録をすることが法律で定められております。
当院では狂犬病ワクチンの接種とともに、区保健所への登録手続きの代行も行っております(中央区・江東区のみ。千代田、台東、墨田は更新のみ代行)。

フィラリア症の予防

蚊によって感染しているイヌから別のイヌ、ネコへ感染が広がる寄生虫病。
蚊によって体内(皮下)に感染したフィラリアの幼虫は40日ほどで脱皮して組織内を移行し、血液にのって心臓の右心房に到達寄生します。最終的に10から30cmになり、寿命は5~6年と長く、寄生された動物に大きな負担を与えます。場合によっては命が奪われます。
予防は月に1回フィラリアの幼虫を駆除するお薬を投与することで、蚊からフィラリアが体内に感染する時期に毎月実施します。東京地区では5月の下旬から11月の下旬までが適切な予防期間です。

ノミ・ダニの予防

ノミに寄生され吸血されると痒いだけでなく、アレルギー反応を生じて激しい皮膚炎を生じることがあります。またマダニは中央区近辺には生息していないと思われますが、野山や地方へお出かけの際に寄生することがあり、住血原虫を媒介することもあります。
いずれも月に1回飲ませたり、皮膚に塗布することでかなりの駆除効果を発揮する予防薬がありますので、特に暖かい季節は投与することが望ましいでしょう。

消化管寄生虫

イヌやネコは表で何を口にしてしまっているかわかりません。
他の動物の糞を食べてしまうことも珍しくはありません。
またノミの体内には条虫の幼虫がおり、痒がって噛んだときにノミごと飲み込んでしまい、感染することもあります。
回虫やジアルジアはごく一般的な寄生虫です。下痢の時などにはきちんと糞便検査をして寄生の有無を確認し、また、定期的な駆虫をしましょう。

§ 定期健診

心臓病や腎臓病は飼主様が気付いていなくても、中高齢の動物にはすでにサインが出ている場合が多くあります。これらの病気は生涯その子が付き合っていくことになりますが、早い時期に気付いて対策を始めれば、より健康で元気な時間を長く作ってあげることができます。
また、血液検査などによって代謝の異常(メタボリックシンドローム)を早くに把握することで、その後の病気への移行を防ぐことができます。
当院では7歳までの若い子では年1回、7歳以上の中高年の子には年2回の定期検診をお勧めしております。
病気として症状が現れる前に対策をして、病気になるのを予防しましょう!

 

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