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耳鼻科

§ 外耳炎

犬のお耳の病気として圧倒的に多いのが外耳炎です。
外耳炎は耳介から垂直耳道、水平耳道を経て鼓膜までの領域に起こる炎症で、主にマラセチアという酵母菌の過剰な増殖や、細菌、ミミダニ(疥癬)の感染によります。ただ耳道の粘膜での分泌の亢進や、アトピーによる痒みの存在が、外耳炎を引き起こす誘因になります。
耳をしきりに掻いたり、頭を振ったり、あるいは頭を傾げていたりする場合、外耳炎を起こしていることがあります。
治療は丁寧な洗浄により汚れを取り除き、抗炎症薬や抗菌剤入りの点耳薬や酵素の入ったローションを点耳します。状態によっては全身への投薬が必要な場合や、かなり長期間にわたる治療が必要な場合もあります。
食事の変更で改善する場合もあります。

§ 耳血腫

耳介に血液が貯留してしまい、腫れてしまう病気です。
掻きすぎや外傷に起因する場合もありますが、免疫介在性の疾患と捉えられています。
ただ貯まっている血液を抜くだけでは改善せず、やがて萎縮して変形した耳介になってしまいます。
手術によって腫れている耳介の数か所に穴を開けて、しばらくは染み出す血液をパッドで吸い取り、交換処置をする方法や、インターフェロンを投与する方法があります。

§ 斜頚

イヌやネコよりウサギに見られることが多いですが、耳の病気というより感染による脳炎になります。
またイヌやネコも、前庭の異常による平衡失調も同様の症状を見せますが、脳神経疾患の項目をご覧ください。

§ 短頭種症候群

耳鼻科の範疇に入れるべきかは議論があるところと思われますが、短頭種ブルドック、パグ、シーズー、ペキニーズなどは、鼻孔が狭いこと、軟口蓋が長いことなどから、呼吸にハンデがあるといえます。
吸気の効率が低いため、暑いときや運動時、体温の放出を主に呼気で行っているイヌにとっては、大変危険を伴うことがあります。
鼻孔を拡張する手術や、長すぎる軟口蓋を適切な長さにしてあげる手術をすることで、改善する場合があります。

 

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