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泌尿器科

泌尿器疾患としてはイヌ、ネコともに急性、慢性の腎不全、腎・尿管・膀胱の結石、尿道閉塞、膀胱炎、腎・膀胱の腫瘍、さらにこれらの病気に起因する尿毒症などがあげられます。

§ 膀胱(尿路)結石

尿中のミネラル分などが尿中に析出して結晶を作り、そこに細菌が感染することで結石の形成が起こります。これらが膀胱炎や尿路閉塞を引き起こします。
結石は成分により内科的に溶解することのできるストラバイト結石と、溶かすことのできないシュウ酸カルシウム結石が代表的で、ほかに尿酸塩結石や複合型があります。
解けないものは外科的な摘出が必要になり、繰り返し尿道閉塞を起こす場合は尿道の形成手術も必要になることがあります。
食事の管理でコントロールすることで治療が行われます。

§ 腎不全

高齢のイヌ、ネコで良くみられます。
腎臓の機能が低下して、尿素などの老廃物の排出と、水分の尿からの再吸収がうまく行かなくなります。そのためアンモニア成分である尿素が血液中や組織に蓄積しやがて尿毒症になります。
腎臓は本来かなり余力を持った臓器であり、その9割がたの機能が失われないと、症状として現れてきません。
腎臓は残念ながら治療で再生できる臓器ではなく、腎不全になった場合は残った腎の機能をいかに活用し温存するかが重要になります。
血液検査や尿検査で無症状のうちから腎機能低下のサインを捉え、適切なケアを行うことで、より長く腎機能を維持することができます。
治療としては血管拡張薬(ACE-I)の投与、低リン食の給与、水分の十分な摂取、カリウムの補給、皮下補液療法、腹膜透析などが行われます。
腎不全の進行によって貧血も生じ、また腎不全が高血圧を引き起こし心臓に問題を生じることもあります。

 

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